・兵庫史を歩く№17は清和源氏のふるさとを訪ねたが、今回の例会の目的は清和源氏にゆかりの二寺を
訪れることであった。
・その一つ満願寺は例会では馴染みの寺であるが素通りが多く今回は時間をかけて拝観した。
金堂には開基勝道上人が一刀三礼で完成させた開眼阿弥陀如来像や、毘沙門堂には源氏の祖源満仲が自ら刻み
奉納したと伝わる毘沙門天立像などがある。これら以外にも千年以上前の価値ある仏像があるが、国指定の文化財
とはならず県指定どまりで残念である。
・多田神社では源頼光が亡くなって1000年を記念して普段は見られない宝物殿が特別公開されていた。
・宝物殿では源頼光が大江山で酒天童子退治に使ったとされる源家宝刀「鬼切丸」や「大江山鬼退治絵巻」などが
見ごたえがあった。
・又、一般には正月三が日しか入れない拝殿横の柵が取り除かれて、禁足地である源満仲、頼光の御神廟の前まで
入場できた。 |