山行レポート 

皆子山
ランク  B健
参加者  7名(男2,女5)
CL/SL  No.2733Y.N/2627H.K
写真提供  No.2733Y.N/2627H.K
編集  No.2330T.S

2月11日(土)祝  天候:晴
「今年もやるよ!そり遊び」と銘打った皆子山-西尾根往復例会も回を重ね、下見を含めるともう6回。雪不足に泣いたこともありましたが、今年は1月の大寒波の雪が残り十分な積雪量に恵まれました。
人気の比良山系と葛川を挟んで対峙する皆子山。峰床山や八丁平と同じ山域にあり、四季を通じて静かなハイキングを楽しむことができます。 冬季は、車の便の良い平集落から急登の東尾根を登るのが一般的です。皆子山往復とするハイカーが多く、ピークまではトレースがありますが、以降の西尾根にトレース跡を期待することはできません。ゆったりと広がる雪原に、あらたなトレースをつけながら歩くだいご味は、近くの低山とは思えない雄大さを感じることができます。
行 程 JR大阪駅(7:15)  堅田(8:22)  平(9:30)・・・・皆子山東尾根取付(9:35/9:45)・・・・皆子山(11:50/12:30)・・・・西尾根末端部(そり遊び)(13:15/13:50)・・・・皆子山(14:50)・・・・東尾根取付(16:10/16:25) ・・・・平(16:40)  JR堅田(17:30)  大阪

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ヒップそり会場の皆子谷左俣源頭部。シンボルツリーとも言えるアズキナシを背景にお決まりの記念写真

                
東尾根植林帯の急登を抜けると自然林となり、落葉樹林の間から、琵琶湖方面の素晴らしい眺望が開けます 琵琶湖大橋、比叡山もくっきりと見えます。眼下に花折峠、比叡山までの峰々を目で追ってみます 皆子山ピークまでもう少し。緩やかに開ける雪原風景が現れ、徐々に気持ちも高まってきます
皆子山ピークの手前、植林帯がつくる防風林に守られたスペース。風もなく楽しいランチタイムとします ワカン、スノーシューを装着した後、武奈ヶ岳西南稜を背景に皆子山ピークで記念撮影 いざ、西尾根へ。トレースがないことが多く、尾根は不明瞭で直ぐに支尾根に迷い込みます。ルートファインディングの試されるところ
ゆったりとしたアップダウンを繰り返します 木々の影が、緩やかな雪面に美しい模様を映します スキー場のように広がる雪原。これから向かう西尾根を遠望することができます
皆子谷左俣源頭部に到着。いよいよ、ヒップそり会場も近くです 夏はイワヒメワラビが繁茂し、緑のカーペットが敷き詰められたようなところ。冬は純白に衣替えして迎えてくれています 充分な積雪のお陰で、ブナ美林の間を自由に歩くことができるのが、冬季のこのエリアの魅力です
抜けるような青空を背に、雪質を確かめながら、ゆっくりと下っていきます 美しいカーブを描く緩斜面。ブナの樹林が雪面に長い影を落とし、包み込まれるような源頭部風景をつくっています アズキナシの足元に荷物をデポ。滑りやすいレインをはいたり、ゴーグルを装着したり、各選手は大会準備に余念がありません
先ずはコースつくり。うっすら残る下見時の尻跡を利用します。今日は気温高くザラメ状。滑りやすく、まずまずのコンディションです 今回初出場のN選手。戸惑いながらもコツを掴み、徐々に滑走距離を伸ばします 怖いもの知らずのK選手は3回転ひねりの大技で勝負しますが、バランスを崩し場外にて失格!
M選手は長身を生かし、直滑降で攻めます。もっと長いヒップそりが欲しい! W選手の黄色い声は皆子谷に響き渡り、雪解けが少し早まりそうです 滑るのはあっという間だけど、登るのが大変。帰りの体力をちゃんと残しておくのが、大人のそり遊びの条件です
弾丸のように滑って行くY選手。姿勢、スピード、コース取りの3拍子が揃い、文句なくぶっちぎりの優勝 あれ、いつの間にかR選手がいない。観客席にて何やらスマホで打合せ。それぞれ自由にそり遊びを楽しみます 大会終了。琵琶湖をはさみ、遠く鈴鹿の山並みがつくる雄大な風景。全身に心地よい疲労感を感じながら、帰路につきました




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