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山行レポート 

         兵庫史№33   播磨:好古館~一柳家陣屋遺跡~伝統産業会館                      
 2023年2月25日(土)

ランク S : 距離 4.5km : 歩行時間 1時間15分
CL  №1205 T.K : SL №1218 K.K
 参加人数 18名 (男性 5名 ・ 女性 13名)
資料提供 №1205 T.K : 写真&地図&編集 №1807 T.T      


 コース&タイム
 小野藩陣屋町のひなめぐりレジメはこちら  地図はこちら
神鉄新開地 8:45/52  小野 9:54 ・・駅前広場(ミーティング)9:55/10:15 ・・

好古館(ひなまつり見学)10::20/11::20 ・・ 一柳家陣屋跡遺跡 11:20/30 ・・磐代神社 11:30/35 ・・

小野商店街 ・・おのサンパーク(昼食) 12:00/30 ・・ 伝統産業会館 12:45/ 13:05 ・・

王塚古墳 13:10/15 ・・・コミュニティセンターおの 13:20/30 ・・ おのサンパーク(ミーティンク) 

・・神鉄小野- 13:50/14:15
 
リーダーのコメント 
・兵庫史を歩くNo.33 小野藩陣屋町のひなめぐり                              
・今回の例会の目的は三つあるが、最大の目的は好古館で開催されている「ビッグひなまつり」を
見学することであった.
今年で12回目であるが、内裏びな、段飾り、御殿飾りなど全部で79組655体が展示されていた。江戸時代後半から平成までのおひなさんがあり、時代により表情、着物、飾りが異なっており、興味深かった。特に今年は初めて藩主一柳家伝来の御殿飾りがあった。入口を入った正面に幅9m、奥行4m、高さ3mの台上にこれでもかと
ばかりのおひなさんには圧倒される。                   
・二つ目の目的は小野藩一柳家の歴史を探ることであった。一万石であるため城を持つことは許されず、
しかも陣屋跡には2mほどの石碑が建っているだけで、陣屋跡を思わせるものはなにもなかった。ただ下調べの段階で興味深いことを知った。最後の藩主末徳の三女満喜子の結婚相手はなんとあのヴォーリズであった。
満喜子は小野に住んだことはないが、心の故郷として小野を大切にしていたとか。昭和41年に一柳家の
氏神である磐代神社が再建された際には玉垣と灯篭を奉納している。
灯篭に「近江八幡市 一柳満喜子」と印されていた。                       
・三つ目の目的は伝統産業であるそろばんと家庭用刃物を見学することであった。
伝統産業会館には「そろばん博物館」があり、213桁の世界最長のそろばんやそろばんの玉5万個で作った
姫路城などがありびっくりした。             
・それにしても土曜日だというのに、小野の町中にほとんど人を見かけなかった。どうなっているのだろうか?       


   好古  

 
       
昭和11年に建てられた小野小学校の講堂が現在の場所に移築されて 歴史博物館となっている
毎年1月下旬から4月初めまで「ビッグひなまつり」が開催されている



         
市内に残る約655体のひな人形は江戸初期から明治、大正、昭和に渡る五段飾り、七段飾り、御殿飾りと
多彩で、小野藩家老家の内裏雛(左)も展示されている    


 
太閤丸に飾られたおひなさま 
   
太閤丸
天正6年三木城攻略の折り羽柴秀吉が新部村の船頭の手を借りて無事加古川を渡れたことから
船頭たちの夫役を免除し、渡し船を運行する権利をあたえた。
以来新部の渡しが始まり渡し舟は代々「太閤丸」と名付けられ昭和30年代まで運行された。
この船は最後に運行された船で長さ6ⅿ、最大幅は1,6ⅿある 


     
旧藩主一柳家伝来のひな飾り
(今回初出品とのこと) 
  加古川左岸に立つ国宝の寺院 
浄土寺浄土堂の模型


常設展示場に展示された資料の一部 】       
         
五右衛門風呂     蚊帳   昭和初期の木製の冷蔵庫

 
浄土寺阿弥陀如来像のスクリーンをバックに 


   磐代神社  

         
   一柳家の氏神社~中央の燈籠由来はレジメに記載 


   一柳家陣屋跡遺跡  

     
一柳家陣屋遺跡   隣接する立派な屋敷構えの小野小学校の正門 

  小野商店街   

         
小野商店街
北から南まで全長800mのアーケードが続くが多くの商店はシャッターを閉じたシャッター通りに・・    


         
営業中の店先に飾られたおひな様    愛宕神社    愛宕神社 御神灯の台座に彫られた
「算盤仲間の燈籠」 

  伝統産業会館  

     
交差点で見られたそろばんの広告塔    産業会館の時計も文字盤はそろばん 

         
 そろばんの玉5万個で作られた姫路城   播州そろばんの沿革
~詳しくはレジメ参照~
  213桁の世界最長のそろばん

   王塚古墳  

         
加古川左岸段丘に所在する王子古墳群の主墳で、周囲の古墳が開発により消滅する中で発掘調査により
古墳時代中期の築造であることが明らかになり県指定になった。県下最大の円墳である