鈴鹿山系の中でも鎌ヶ岳はその勇壮な姿、岩尾根を反映して存在感のある山である。他方、この時期の鎌ヶ岳は多種多様な花に恵まれその意味でも楽しい山行を期待できると、この山行を企画した。
今年の春は開花が早く、花の時期は少し早めに動いている。下見の時(4/8)に長石谷にあったイワウチワ・イワザクラの群生は姿を消して、谷筋は花見が少なかったのがやや残念であった。とはいえ、心地よい涼風の吹く谷筋を歩くのは気持ちよく、参加者はみな変化にとんだ岩肌の沢歩きを感触を楽しんでいたようだ。尾根に上がると、天気予報通り強風が吹いていた。しかし、好天の優しい日差しに恵まれて体感温度もさほど下がらず、ホッとした。
鎌ヶ岳山頂は人気の山だけあってたくさんの人出で、我々は混雑を避けて山頂での記念撮影をそこそこに済ませて長石尾根を少し入ったところで昼食をとった。ところが、ここがちょうど尾根別れの開けたところであったため、我々が食事をとっている休憩地に迷い込むハイカーがいた。ポイント、ポイントでの整地、地図読みは重要と人の姿を見ながら思っていた。
下りの長石尾根では、登りでも見られたアカヤシオ、ハルリンドウに加えて、シロヤシオ、イワカガミが見られ、みなさん花いっぱい山行を楽しんでいた。
登りの岩場の沢歩きと、強風の中の稜線歩き、降りのザラザラの滑りやすい急な尾根下りにさすがに一部の方は疲れ感が見えたが、全員怪我無く下山、山行も花も満足の登山と言ってもらえ企画した甲斐があったと思った。
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