山行レポート 

兵庫史№42 東阪神:「近松の里」をめぐる 
2023年12月9日(土)

 ランク S : 距離 5.5km : 歩行時間 1時間30分
CL  №1205 T.K : SL №1218 K.K
  参加人数 19名 (男性 6名 ・ 女性 13名)
資料提供 №1205 T.K  
写真&地図&編集 №1807 T.T   

コース&タイム 
 レジメはこちら 地図はこちら 
   10:00/15        10:15         10:25/50
阪急塚口(ミーティング)…「近松断章」のモニュメント・・・ 上坂部西公園(ヒマラヤザクラ鑑賞) … チカマツロード・・・
 11:05/15   11:25/45      11:45/12:20         12:25/40
伊佐具神社 … 近松記念館(見学) …近松公園(昼食)・・・広済寺(近松部屋・門左衛門の墓) …
 12:40/45   12:55/13:00    13:40
久々知須佐男神社・・・伊居太神社・・・上坂部西公園(解散)・・・阪急・JR塚口


リーダーのコメント 
・兵庫史を歩くNo.42  「東洋のシェイクスピア」門左衛門が眠る町へ
・今回の例会の目的は人形浄瑠璃と上方歌舞伎の世界で活躍した近松門左衛門が尼崎に残した足跡を辿ることで
あった。尼崎市は「近松」ブランドを文化振興のシンボルと位置づけ、様々な取り組みを行っている。
回遊式日本庭園風の近松公園を中心に、近松記念館・広済寺など「近松の里」を手軽に楽しむことができる。
・この例会で参加者を是非案内したいと思っていた場所が一つあった。
上坂部西公園にある「ヒマラヤサクラ」である。
ヒマラヤの高地1000~2000mを故郷としており、ネパールでは街路樹に利用されているとか。
毎年12月始めに満開を迎えるが、今年の暖かさのため、まだ3~4部咲きであったのは残念であった。
ソメイヨシノに比べ二酸化炭素の吸収率が5倍ほどれ環境浄化に有効とか。
さらに蜜が多く小鳥が喜ぶとか。                   
 

     

   
    尼崎市塚口は「近松門左衛門」の町でもある。
阪急塚口駅の線路際でミーテイング、改札口の傍にある「近松断章」のモニュメントを鑑賞、近松の里巡りへ出発~

近松モニュメント(レジメ参照
尼崎市が市制70周年をきっかけに文振興のために近松作品を表現したモニュメントを設置した。
塚口駅を中心に数ケ所が設置されている

     
 尼崎青少年創造劇場・ピッコロシアターは
日本音響家協会選定の優良ホール百選の一つ
  「近松門左衛門へのオマージュ」
上坂部公園入口にあるモニュメント 

         
上坂部西公園(尼崎市都市緑化植物園)
四季折々の花や芝生、池や温室もある市民憩いの公園である。折からの紅葉、黄葉を、
又、満開はもう少し先になりそうであるが三、四分咲きの珍しい冬桜・ヒマラヤ桜を鑑賞することができた 
(真ん中の写真をクリックして桜をお楽しみください)

   
伊佐具神社(レジメ参照
尼崎市唯一の式内社、本殿横のイチョウの黄葉が美しい、 
   
赤松円心供養塔  円心の甲冑が埋納されている?と伝わる
舟形の大石 

近松公園
 池泉回遊式の公園、一帯は近松の里と呼ばれる、近松門左衛門のブロンズ像や近松記念館もあり、館内には
門左衛門に関する様々な資料が展示されている。門左衛門のブロンズ像が建つ会館前で記念撮影をした
 
   
近松公園 入口   近松会館    「赤と黒」・近松モニュメント
近松公園内     近松公園内


         
    有馬道
有馬街道はかっての大阪神崎の渡しから有馬までの街道でここ久々知から下坂部を通り昆陽、小浜から有馬に至る街道である

広済寺(レジメ参照) 
平安時代に源氏の頭領多田満仲が開山した寺院であるが長く荒れ寺であった。
日昌上人が再興した際に上人と親交があった門左衛門が建立本願人として尽力したことから
本堂裏手に近松部屋があり、又、自然石の墓もある。

 
本堂
       
本堂裏の墓の奥に近松部屋があった 
    近松門左衛門の墓     

         
久々知須佐男神社
広済寺に隣接している神社はかって神仏習合の社で寺と一体であったが神仏分離により神社名を改称した。
多田満仲の逸話の「矢文石」がある(レジメ参照))   
 

         
「明日への指標」 
近松線沿いにある
近松モニュメント
    伊居太(いこた)神社
 全長約92mの巨大な前方後円墳の
上に建つ神社である
(レジメ参照)
 

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