山行レポート
2012.年1月29日(日)・2月19日(日) |
昨年12月15日の屋内講習からスタートした第15回雪山講習会は今年も無事に終了しました。 年末から雪がたっぷり降り、1,2月も何度も寒波が訪れて各地で被害が出るほどでした。 例年、雪不足で悩まされることが多いのに、今シーズンはその心配どころか多雪すぎて3課「己高山」は山頂まで到達することができませんでした。 最近、スノーシューの普及もずいぶん進んできていますが、日本の山の様々な地形を考えると、入る山によってはまだまだワカンに利点があると考えます。 |
雪山講習会参加状況 |
月 日 | 課 目 | 受講者数 |
’11.12.15 | 第1課:屋内講習 | 33名(13:20) |
’12.1.29 | 第2課 :比良・蓬莱山 | 20名( 8:12) |
’12.2.19 | 第3課 :湖北・己高山 | 23名(10:13) |
◆1.29(日) 比良:蓬莱山 天候:曇り/小雪 |
蓬莱山から小女郎池へ向かう |
雪でおおわれた小女郎池で全員集合 | 講師の説明に聞き入る受講生 |
リーダーのコメント |
打見山山頂で全員アイゼン装着。スキー場ゲレンデの東側端を登る。 1,100mの尾根上でありスキーで固められて、アイゼン歩行には適度にクラストしておりちょうど良かった。 蓬莱山山頂でワカンに履きかえた。積雪は1.2mで充分あったが、尾根筋のため雪が堅くワカンではもぐることは無かった。 視界不良のためルートどりは慎重にした。 復路で急斜面の雪の吹き溜まりを使い、ラッセルの実践をしてもらい大変さを実感してもらった。アイゼン、ワカンの歩行練習もでき、雪山に対する認識も感じてもらえる山行になったと思う。 CL: No.1669 T.W |
◆2.19(日) 滋賀:己高山 天候: 晴れ |
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青空の下、出発前の準備体操 | 装備も万全、班に別れて出発です |
主尾根に取りつき、最初の鉄塔付近でもうお昼になりました | 標高800m付近で時間切れ、残念ながら本日はここまで |
復路、「六地蔵」地点にて記念撮影をしました。お地蔵さまは雪に埋もれて見えません。 |
リーダーのコメント |
天候は晴れ、気温は3℃。風は無く、雪はたっぷりの絶好のコンディションでスタート。林道は先頭を交替しながらツボ足歩きで踏み抜きに気をつけながら登山口へ。 登山口からはいきなり尾根道で雪も多くなりワカンを着けた。 1週間前のトレースは消えていたが、新雪の下は堅く締まった雪でもぐりは少なかった。展望の良いところで昼食にし、さらに上を目指して登る。 上に行くに従い雪が深くなりラッセルのしんどさが実感できたと思う。 「鶏足寺」跡手前300m地点でタイムリミットの14:00となり下山開始した。 今回はNo.2100~2200台の受講者が80%と多く、大変元気だった。 この講習会だけにとどまらず、次のステージに羽ばたいてもらいたいと思う。 CL: No.2034 S.Y |
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