バンフ周辺で人気の高いモレーンレイクからラーチバレーへ行くトレッキングコース。ロッキー山系の素晴らしい景色
を眺めながらモレーンレイクまでドライブ。モレーンレイクの駐車場に9時頃到着したが、既に駐車場は満杯、
駐車場のすぐそばの道端に停める。車を下りて振り返ると後続の車が何台も我々の車に続いて駐車していた。
間一髪の差で登山口に近いところに停めることができた。トレッキングルートはなだらかではあるが、ずっと登りで
つづら折りの道が長く続く。登り切ったところからラーチ（カラマツ）の林が始まる。ルートの左側に有名なテンピークス
が見えてくる。このコースからは8つのピークしか見えないとのことだが、3000m級の山々が目の前に迫ってくる
景色に圧倒される。石塚氏によれば10月頃にはラーチが黄金色に紅葉し、より素晴らしい景色が楽しめるとのこと。
ラーチ林で休んでいるとテキサスから来たという新婚カップルに出会い、幸せそうな二人から幸福のおすそわけを
もらった。お礼に皆で祝福のアーチを作り新婚二人を見送る。ラーチ林を通り抜けると森林限界を超えて大きな樹木
はなくなり、前方にセンチネルパスが見えてくる。我々はその手前のミネスティマレイクで引き返す予定。
2つの小さな湖を通り過ぎるとミネスティマレイクに到着。湖のほとりで食事にするが、周囲に樹木がなく風が強い。
強風で寒くなり、食事が終わるや早々に下山を開始する。少し下り始めたところで、ヤムナスカが案内する別の
グループと遭遇、話を聞くとグループの最高齢は70代後半とのこと。こちらも相当な歳だが負けてしまった。
モレーンレイクに戻り、観光用の散策道を歩いて湖を見渡せる展望場所へ。ちょうど日射しの具合が良く、湖が輝く
素晴らしい景色を楽しめた。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

有名な観光地のレイクルイーズ周辺のトレッキング。レイクルイーズもモレーンレイクと同じく、人気の観光スポット。
我々が到着した頃にはすでに湖の周辺にたくさんの観光客がいた。観光客であふれている湖畔を離れ、トレッキング
ルートに入ると観光客はいなくなるが、ハイカーはそれなりに多い。ゆっくり登る我々を若いハイカーが次々と
追い越していく。レイクアグネスに近づくと目指すビッグ・ビーハイブが目の前に迫ってくる。下から見上げると岩肌が
ちょうどハチの巣のように見えるので、ビッグ・ビーハイブ（直訳：大きなハチの巣）と呼ばれている。
レイクアグネスの湖畔を半周し、ハチの巣のような岩とは反対の方向に登山道がある。少し急な登り約30分で最高
地点に到達、そこから少し先に進むとビッグ・ビーハイブの岩の上に出る。ここはレイクルイーズを一望できる場所。
昼食を取りながら眺める湖の色が美しい。今日がトレッキング最終日だが、最後まで素晴らしいトレッキングを楽しむ
ことができた。
ガイドの石塚さんとも今日でお別れだが、特別にお願いして明日の夜に予定の打上げディナーに参加してもらう
ことになった。
バンフに戻った後、オプショナルツァーのイブニングサファリツァーに全員が参加。19:00～21:00のツァー中に、
コヨーテ、ミュール鹿、ブラックベア、エルク（メス）などを見ることができた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この例会の石塚さんのブログ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

朝6時出発のバードウォッチングツァーに8名が参加、アケボノカラスやミユビコゲラなどを見ることができたが、
気温が低くかなり寒かった。
この日は終日自由行動なので、Mt.サルファーへ登ったり、ボー川の散策、バンフスプリングスホテルでティータイム
をしたりと、それぞれがゆっくりと最終日を過ごした。何人かは街中に出現したエルクのオスと出会えた由。
もちろんお土産もしっかりと買って、夕方から地元料理のレストラン“エルクアンドオスマン”で石塚氏を囲み打上げ
ディナー、話が盛り上がった。